免疫力アップが健康のポイント③
免疫力アップが健康のポイント③
3月に入り春の暖かさを感じるようになってきました。
三寒四温と言われるように、この時期は寒い日が3日間、暖かい日が4日間続きまた寒くなるような、7日間の周期で気温の変化を繰り返す季節の変わり目ですね。
前日がぽかぽか陽気だったので翌日薄着で出かけたら、寒くて風邪を引いてしまった。という経験はありませんか。寒さで体が冷えると免疫力も低下してしまいます。
そこで免疫力アップシリーズ、今日のテーマは「体温」です。
健康な人の平熱は36.5度~37.1度と言われています。日本人の平均体温は36度前後で、欧米人は37度ぐらいが平熱とのことです。
私の平熱もこの範囲内です。以前37度の時は「微熱がある?」と思ったこともありますが、今では免疫力が高めなのだと安心しています。
体温はなぜこの36、37度なのでしょうか?
よく言われている説によると、高い体温だと大量の食物を摂取する必要があるため、適度な食物摂取でエネルギーの効率良く、菌類を寄せ付けないためとのことです。
風邪の時に熱が出るのも、ウィルスを死滅させるための防御反応なのですね!
最近では平熱が35度代という低体温の人も増えてきていますが、その理由として、家電や交通が便利になり、家事、仕事、移動などの日常で、運動不足になっていることがあるようです。またエアコンの中で生活することが多くなり、汗をかきにくい環境であることも低体温の原因と考えられています。
体温が上がると血液の流れが良くなり、体中の細胞に栄養や酸素を送ったり、老廃物を回収する機能がアップします。そして血液中の白血球は、異物がないかパトロールしてくれていて、ウィルスや細菌だけでなく、体の中に生じたがん細胞も攻撃をして死滅させています。
実は、健康な人でも1日に約5000個くらいのがん細胞ができているそうです。
その中の1つでも免疫監視システムをすり抜けて生き残ると、やがてはがんに姿をかえてしまうかもしれません。
体温を1度上げると、免疫力は一時的に5~6倍アップが期待され、平熱を上げることが健康維持につながります。免疫力アップのためになるべく理想の体温を維持したいですね。
体温を上げるためには
・運動をする(有酸素運動、ウォーキングやスクワットなどでも)
・筋肉を増やす(筋肉量の低下は低体温につながります)
・ストレスを溜めない
・体を温める食べ物(しょうがや温野菜など)を摂る
などがお勧めです。
普段意識していないかもしれませんが、夏が旬の食べ物には身体を冷やす効果があります。トマトやキュウリといった夏野菜は、年中摂取できますので、身体を冷やす必要のない季節にも、それらを食べることで身体を冷やしてしまっていることになります。
パラリンピックも盛り上がっています!参加選手の活躍に感動して、これからの動きやすいシーズンに向けて運動を始めてみませんか!
運動することは免疫力アップの重要なポイントです!
次回は「運動」をテーマにお伝えしたいと思います。
これからしばらくは花粉症に悩まされる方も多いと思います。
免疫力アップとマスクで少しでも快適な毎日をお過ごしください。